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小中一貫教育の推進について

ページID:0009341 更新日:2015年9月18日更新 印刷ページ表示

小中一貫教育導入に向けた研究を開始しました

 義務教育である9年間を「小学校6年間」・「中学校3年間」で区分することなく、連続した期間として捉え、子どもの発達や学習の連続性を踏まえながら、9年間の一貫した教育を行うことを「小中一貫教育」と言います。

 また、「小学校」・「中学校」が独立した中で互いに連絡等を取りながら児童生徒の交流機会を設けたり、小中で連続した指導等を行うことを「小中連携」と言っています。 

 当別町では、平成26年4月から一貫教育を専属で取り組むセクションを教育委員会管理課の中に設置しました。町には、3つの小学校と3つの中学校がありますが、小学校と中学校の通学区域が一致することから、すでに各校で合同行事の開催、出前授業やより細やかな小中学校間の引継ぎなどさまざまな「小中連携」に取り組んでいます。今後、これらの連携の取組をもとに小中一貫教育の推進について研究していきます。

小中一貫教育校導入に向けた先進地視察及び意見交換を行います

 小中一貫教育に向けた取組の一環として、教育委員会の関係者により、下記のとおり一貫教育先進地の小中一貫校を視察し、関係者と意見交換を行う予定です。

 道内には、小中一貫校を設置している市町村が無いことから、道外の先進事例等も参考としながら、当別町の教育事情に適した小中一貫教育の研究をすすめていきます。

  1. 期間 平成26年5月21日(水曜日)~平成26年5月23日(金曜日)
  2. 視察先等 千葉県鴨川市立小中一貫校長狭(ながさ)学園、東京都品川区立小中一貫校日野学園、千葉県鴨川市教育委員会、千葉県南房総市教育委員会

  3. 視察者 当別町教育委員及び事務局職員 計3名(予定)

  4. 主な視察先の概要       

長狭学園(鴨川市立長狭小学校・鴨川市立長狭中学校)

千葉県内初の公立小中一貫校として平成21年にスタート。1年生から9年生まで約300名の児童生徒が学んでいます。一貫校のメリットを生かし、学種・学年を超えた全員参加の学校経営を行っています。

品川区立小中一貫校 日野学園

小中一貫教育を行う全国初の施設一体型の公立学校。平成18年開校。1年生から9年生まで約1,000名の児童生徒が学んでいます。施設一体型の特徴を生かし、9年間一貫した系統的・継続的な教育活動を実施しています。

先進地視察及び意見交換の報告

 教育委員会は、平成26年5月21日から23日にかけて千葉県鴨川市、同南房総市、東京都品川区を訪問し、各視察先で学校設立の経過、施設整備の概要及び教育活動等について意見交換を行いました。鴨川市(長狭学園)及び品川区(日野学園)については、それぞれ施設の視察を実施しました。

 なお、各視察先での意見交換の概要については、下記のとおりです。

訪問先 視察及び意見交換の概要

鴨川市

(長狭学園)

1 日 時 5月22日 10時00分~

2 相手方 鴨川市教育委員会 教育次長、主任指導主事

      鴨川市立長狭学園 校長、副校長、教頭

3 内 容

  • 長狭中学校校舎に1年~4年までの低学年棟を増築。平成21年開校。
  • プールの改修、体育館などを整備を実施。既存校舎を活かしながら、比較的経費をかけずに整備している。
  • 小学校、中学校9年間を4-3-2に区分。教育活動の連続性や系統性を図った一貫教育が実現できた。
  • 少人数指導、T Tによる指導による、きめ細かな指導が可能に。
  • 不登校の児童生徒数はほとんどいない。
  • 鴨川市内の長狭地区以外の2中学校区は、分離型で一貫教育を実施。意見交換長狭学園校舎

南房総市

1 日 時 5月22日 14時00分~

2 相手方 南房総市教育委員会

       参事、子ども教育課課長、同主任指導主事、学校再編推進課課長、

       同課長補佐 ほか行革財政課担当1名

3 内 容

  • 市内全域で適正配置の検討を行っており、各地区ごとに委員会を設置し、住民参加で検討を実施。
  • 小中一貫教育は、施設一体型、隣接型、分離型で実施するが、施設一体型は富山地区に設置。平成28年度に開校予定。
  • 校舎は、中学校敷地内に新築。保幼も含めた一体施設として幼稚園と保育園も敷地内に入る予定。意見交換

品川区

(日野学園)

1 日 時 5月23日 10時00分~

2 相手方 品川区立日野学園 副校長

3 内 容 

  • 校舎は、中学校敷地に旧校舎を解体し、区立総合体育館との複合施設として新築。プールは、総合体育館と日程を調整し共用している。
  • 小中一貫特区(平成15年)の中、全区立小中学校で研究を実施。平成18年に全国初の小中一貫校(公立)として開校。
  • 区内全域で学校選択制を採用している。区によるスクールバスの運行、通学補助等はない。学校選択制の中で、各校の競争も厳しい。
  • 制服は全学年着用だが、1年~4年生と7年~9年生のもので異なる。
  • 区教委では、各校に独自で行う事業を提案させ、予算配分を実施。意見交換日野学園校舎

先進地視察(分離型一貫校)の報告について

 教育委員会は、平成27年2月6日に京都市立東山泉小中学校を訪問し、学校設立の経過、施設整備の概要及び教育活動等について意見交換を行い、学校施設の視察を実施しました。

 なお、意見交換の概要については、下記のとおりです。

 
訪問先視察及び意見交換の概要
京都府京都市(東山泉小中学校)

1 日 時 2月6日 9時30分~

2 相手方 京都市教育委員会指導部学校指導課

                        小中一貫教育・学校運営企画担当

        京都市立東山泉小中学校 校長、副校長、教頭

3 内 容

  • 市内で2箇所目の施設併用型一貫校として、26年4月に開校。西学舎(小学校)を新築、東学舎(中学校)は改修。両学舎間の距離は、750m。
  • 離れた2つの敷地、校舎を活用しながら一貫教育を実施。学年区分として5-4制を採用しており、6年生は東学舎(中学校)に通学している。
  • 課題として、教職員や児童生徒の学舎間移動がある。児童生徒の移動は、安全面を最優先し1単位時間を充てる必要がある。 また、教科担任制で行う授業に教員の学舎間移動が伴い、時間割編成が複雑に。
  • 各ステージで学舎が別れているので、ねらいを明確に示すことができ、ファーストステージ(45分授業)、セカンドステージ(50分授業)と区別が付けやすい。
  • 両学舎にグラウンド、体育館などの施設があることから、充実した教育環境での指導が可能である。西学舎東学舎

先進地視察の報告について

 教育委員会は、平成27年8月26日に白糠町教育委員会を訪問し、白糠町の教育内容及び平成30年度に開校を予定している一体型小中一貫校施設整備の概要等について意見交換を行いました。

 なお、意見交換の概要については、下記のとおりです。

訪問先

視察及び意見交換の概要

白糠町教育委員会

1 日時 平成27年8月26日 10時~

2 相手方 白糠町教育委員会
         教育委員長、教育長、教育次長、指導室長、管理課主幹、同課学校教育係長

3 内容

  • 白糠町では、平成9年から「ふるさとの人材育成」を目的に、学校教育、社会急行くの連携による「ふるさと教育」を実施。
  • 「特色ある教育活動」として、教育課程特例校の指定を受け、「英語、中国語」を実施。
  • 「ふるさと教育」の充実、発展のために「小中一貫教育」に取り組むこととした。
  • 「庶路小学校」「庶路中学校」について、校舎が老朽化しており、また、海岸沿いという立地条件から津波災害への対策を行う必要が生じ、高台への移転を決定。
  • 平成30年度に認定子ども園、小学校、中学校が一体となった施設一体型一貫校を開校予定。
  • 白糠町には小学校3校、中学校3校あり、それぞれの学校区で施設一体型、隣接型、分離型の小中一貫教育を実施する。
  • 学年区分や教科担任制など、今後検討を予定。

  意見交換の画像


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