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ドローンを活用した農作物運搬実証実験について
15kg相当の野菜をドローンに積載し、農家間を経由しながら道の駅まで運ぶ実証実験を行いました。
トラック等からドローンによる運搬の転換に向け、技術やコストなどの検証を行いながら、
3年後の実用化を目指し、関係団体と協力して取り組んでいきます。
ドローンによる農産物輸送の実験は、道内で初めてとなります。
背景
オープンから3年を迎える「北欧の風 道の駅とうべつ」は、来客数年77万人と好評を博していることから、
最盛期には常に農産物が欠品となり、その都度農家が自ら運ぶか農協職員が協力して運んでいました。
農繁期になると、欠品対応などが大変厳しいことから、ドローン物流に活路を期待し、
少量輸送にドローンが効果的であると考えたところから、今回の実験に至りました。
実証実験の概要
日時:令和2年11月12日(木)
場所:北欧の風 道の駅とうべつ
実施主体:ブルーイノベーション株式会社(代表事業者)、当別町役場(共同事業者)
協力団体:北石狩農業協同組合、株式会社tobe、経済産業省北海道経済産業局、北海道ドローン協会、地元農家
(各団体で協議会を組織し、実証輸送と検証を実施しました。)
機体情報:株式会社SkyDrive製「Cargo Drone(実験機)」
実施内容
農家にて野菜を積み離陸した後、別の農家を経由し新たな野菜を積み、「北欧の風 道の駅とうべつ」に
着陸しました。出荷された野菜は重点野菜のカボチャの他、バレイショ、キャベツなど。
ドローンはプログラムに基づき自動操縦(オートパイロット)で飛行し、合計約15kgの野菜を積載し、
全長約1kmの距離を飛行しました。