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橋本俊彦さん
今回は、有限会社亜麻公社の代表取締役で、亜麻の魅力を広く発信するために活動する橋本俊彦さんにお話をお聞きしました。
栃木県鹿沼市の出身で、大学卒業後に地元で就職をしたのち、転職を考えていた中で、亜麻公社の創業者である叔父から、広大な土地がある北海道で行っている新規事業の話を聞きました。挑戦のしがいがあり、縛られるものがなく、長く続けることができる仕事だと思い、平成21年に亜麻公社に入社。平成30年12月に代表取締役に就任しました。
北海道で働いていた叔父も私と同様の鹿沼市出身で、地元に繊維工場があり、繊維に親しみがあったことや、かつて北海道で亜麻が作られていたことに着目し、繊維だけではなく、ほかの利用方法も含めて亜麻でできることを模索していました。そんな中、亜麻の種から保健機能が高い油を採取できることが判明。油の生産に着手し、亜麻仁油の商品化の目途が立ったたため、平成16年に亜麻公社を設立しました。
亜麻栽培は大変な苦労があったそうで、栽培経験がない作物であるとともに農薬は使用できず、すべてが手探り状態。栽培してくれる農家の方もなかなか見つからず、協力してくれた農家の方と試験栽培を何度も繰り返し、約40年ぶりに栽培方法を復活させました。
亜麻は、衣・食・住に対して幅広い用途があるのと、どの部分も余すことなく使用できるところに魅力があります。
花は鑑賞したりドライフラワーとして利用したりできるほか、種はパンや焼き菓子などの副原料に。低温圧搾すると、亜麻仁油として食べることができ、茎は繊維が取れるので、衣服やシーツなどに使用することができます。
また、ピラミッドに眠るミイラには亜麻の包帯が使われていたほか、聖書やグリム童話にも登場するなど、人類とは古くから密接な関係があります。
(1)亜麻まつりでは、開会式終了後の約2時間、ステージ上で あの曲が歌えます!記念に歌いたい方はぜひご利用ください!(2)今年はInstagramでもフォトコンテストを開催します!詳細はInstagramでご確認ください。(3)亜麻ナビアプリをダウンロードすると、亜麻の花畑スポットを探すことができます。また、アプリをインストールした方には特典も用意しております。詳しくは、亜麻ナビアプリの新着情報をご覧ください。
亜麻公社Instagramはこちら→【公式】亜麻公社 亜麻の里
亜麻ナビアプリはこちら→亜麻ナビ | 亜麻のふるさと当別活性化協議会
今年の4月より、製造から販売までを亜麻公社で完結できるようになりました。そのため、以前よりサービスやイベント情報をSNSで発信しやすくなりました。 また、町民の方に亜麻の産地であることに誇りを持ってもらうための取組みの一環として、とうべつ学園の卒業生に対し、亜麻の繊維で作られたハンカチのデザインをする特別授業を行いました。亜麻の繊維は丈夫で長く使えるので、郷里を離れても記念品のハンカチを使って、当別町のことを思い出してくれたら素敵ですね。また、亜麻の魅力は色あせないミイラが証明しているように、いつの世代にとっても魅力のある亜麻を発信して、親しんでもらいたいです。
亜麻公社のホームページです。亜麻の魅力の紹介や亜麻を使った製品が掲載されていますので、ぜひご覧ください。