本文
スウェーデン交流センター 交流事業担当
山口ビクトル太平さん
スウェーデン交流センターで2021年5月から交流事業担当職員として勤務している山口ビクトル太平さんに、お話をお聞きしました。
スウェーデン人の父と日本人の母の間にスウェーデンで生まれ、2歳までストックホルムで暮らしていました。その後、東京に引っ越し、中学2年生まで生活していました。この頃の母国語は日本語で、スウェーデン語は聞くことはできましたが、話すことはできませんでした。
その後、家族の事情でスウェーデンに戻り、ストックホルムのリディングオーで過ごした後、大学進学を機に西海岸のヨーテボリに移り住むなど、スウェーデンには約17年暮らしていました。
ヨーテボリでは、西海岸沿いの群島(アーキペラゴ)の一つ、ブヨルクオーで暮らしていました。ヨーテボリはスウェーデン第2の都市で、世界中の観光客が訪れる国際的な港町でもあります。私が暮らしていた群島には数々の観光スポットやアクティビティがあり、手付かずの自然を体験することができます。私も仕事の空いた時間には、豊かな自然と趣味の釣りを楽しんでいました。ヨーテボリでは、サケやサバ、マスが良く釣れ、時期になるとロブスターも獲れます。
ブヨルクオーの眺め
ブヨルクオーの夕焼け
ブヨルクオーの海水浴場
ブヨルクオーで釣ったサケ
母が日本に居るため、度々日本に来るうちに、私のもう一つの母国である日本で仕事をしてみたいと思うようになりました。そのうちにスウェーデン交流センターの職員募集があり、日本とスウェーデンで暮らし、両方の文化を知っている私だから伝えられることがあると思い応募して、昨年の5月から勤務を始めました。
交流センターでの業務は主に、Facebookやインスタグラムの公式アカウントで、スウェーデンに関する情報を発信しています。最近では藤女子大学で、スウェーデンのライフスタイルの基本となる権利、「自然享受権」について、お話をしました。
今後はスウェーデンのライフスタイルについて、積極的に発信したいと思っています。スウェーデンでは冬が長い分、夏には太陽を思う存分浴びたいので、何でも外でやるのがスウェーデン流です。私も夏はピクニックや海水浴をして過ごしていました。この文化を知ってもらうのに、スウェーデン独自のフィーカを、屋外でやる「野外フィーカ」を企画しました。
夏至祭ではスウェーデンの遊びKubb(クッブ)の体験をやります。雨の場合は、スウェーデンのボードゲームの体験も用意していますので、ぜひご来場ください!
5月に開催した野外フィーカの様子
スウェーデン交流センターのFacebookアカウントです。ビクトルさんがスウェーデンに関する情報を発信しています。野外フィーカの情報もこちらから確認できますので、ぜひご覧ください。