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現代を活きるプラス 山内潮音さん

ページID:0043118 更新日:2023年11月30日更新 印刷ページ表示

山内潮音さん

山内さん

インタビュー

今回は、北海道医療大学の学生として学業に励みつつ、今年開催される第52 回全日本スカッシュ選手権大会、第50 回全日本学生スカッシュ選手権大会に出場する山内潮音さんに話をお聞きしました。

再び歩み始めた道

小学1年生から4年生まで、全国大会を目指すようなジュニアチームでバドミントンをしていました。ただ、練習がハードだったことと、怪我をしたことがきっかけで競技から離れました。ほかに自分に合ったラケットスポーツがないかを探していた時、室内で快適にプレーができるスカッシュを見つけ、競技を開始。しかし、緊張しやすい性格から試合で萎縮し、本来の力を発揮できないのが嫌になり、中学3年生の時に辞めてしまいました。スカッシュを再び始める気持ちが芽生えたきっかけは、大学入学後に始めたアルバイトでした。スポーツジムの中にあるスカッシュのコートで練習相手や指導をするというもので、スカッシュの懐かしさと、久しぶりに体を動かしたい気持ちが沸き上がり、再開することを決めました。​

スカッシュとは

四方を壁に囲まれたコートで、ラケットと小さいゴムボールを使用し、1試合11 ポイント先取の3ゲームか5ゲームマッチで競います。試合時間は、およそ30 分から1時間半以上かかることも。サーブはコート中央の左右にあるサービスボックスに片足をつけた状態で行い、その後はボールが2バウンドする前に真正面の壁に1度当て、相手に返球します。ゴムボールは小さくてあまり跳ねず、温かいときは結構跳ねます。戦術としては、パワー系でボールを早く返球するタイプや技術系でふんわりとしたボールを返球するタイプなどがあります。スカッシュは全方向壁に囲まれているので、正面ではなく横や後ろの壁からボールが来ることが多く、ボールの角度と速さをもとに、ボールが落ちてくる位置を予測する必要があるので、そこが面白くて難しいところだと思います。

練習では

​​現在、大会前ということもあり、週に3回、1日2時間ほど練習をしています。私はチームなどに所属していないので、名前もわからないような人とも練習することがあります。そのため、大学生以外の大人と関わる機会が多く、技術だけでなく精神的にも成長していると感じています。ただ、スカッシュができる施設が少ないので、追加競技となった2028 年のロス五輪で知名度を上げ、競技人口が増加し、コートが増えてくれれば嬉しいです。

これからの目標

何よりも、スカッシュを楽しむことを大事にしたいです。中学生の頃は、嫌になって辞めてしまったので、それを繰り返さないようにしたいです。大会では全日本選手権で1勝、全日本学生選手権でベスト8に入ることが目標です。そのためにも、ボールのコントロールや緩急をつけるといった技術を伸ばしていけたらと思います。また、大学ではリハビリテーション科学部言語聴覚療法学科の2年生として学業に励んでおり、スカッシュだけではなく言語聴覚士という国家資格を取るためにも、文武両道で頑張りたいです。

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