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現代を活きるプラス 吉田巧さん

ページID:0050178 更新日:2025年5月30日更新 印刷ページ表示

 吉田巧さん

吉田さん

インタビュー

昨年の1月からFC当別のコーチとして子どもたちへサッカーを指導している吉田巧さんへお話を伺いました。

コーチになるまで

 札幌市出身で、小学校2年生から地元の少年団でサッカーを始めました。中学校ではサッカー部に入り、ポジションはディフェンダー。高校では、部活には入らずに地元の大人たちのチームでサッカーを続けながら、高校2年生から少年団でコーチを始め、授業が終わった後に指導を行っていました。社会人になってからもコーチを続けていましたが、ほどなくして仕事の都合で辞めることとなりました。
 3年前に当別町へ引っ越してきて、近所の公園でサッカーをしている子どもたちを見かけ、サッカーをやっているのか尋ねたところ、少年団がないと言われました。その後、人づてに少年団はあるものの低学年の子どもは受け入れておらず、廃部に向かっているということを聞きました。自分の子どもにもサッカーをさせたかったことや、サッカーをしたい子どもたちがいるのにできなくなる状況を何とかしたいと思い練習見学を経て、コーチとして関わらせていただくことになりました。​

FC当別集合写真
FC当別のメンバーと吉田さん

成長を支える日々

 練習は火・木・土の週3回行っており、基本的に私がメインとして週3回指導をさせてもらっています。仕事との両立は大変ですが、それ以上に子どもたちと一緒にサッカーをすることが楽しく、パワーをもらっています。練習内容は自分で考えていて、昨年指導者養成講習会を受講し、C級ライセンスを取得しました。これまでサッカーを続けてきて自信はありましたが、ライセンス取得の過程で自分はまだまだサッカーの根本を理解していなかったことに気付くことができ、非常に勉強になりました。特に、各選手が何をすべきかを理解し、適切な行動を取る「個人戦術」の重要性を学びました。小さいうちからサッカーの原理原則を指導していけば、大きくなった時にレベルの高いことを求められても対応できるはずです。まずは中学生になっても通用する技術を身に付けられるように指導をしています。
 また、子どもたちには、技術的なことだけではなく、コミュニケーション能力や判断力、挨拶、礼儀など日常生活や社会に出て活躍する上でも大切なことをサッカーを通じて身に付け、一人の人間として成長して欲しいです。その成長を後押しするため、子どもたちの行動を見逃さないよう常に周りを見ています。

練習
練習時の吉田さん

教えることは学ぶこと

 講習で心に残った言葉があり、元フランス代表監督ロジェ・ルメールの「学ぶことをやめたら、指導することをやめなければならない」という言葉です。
 今の子どもたちは、自分たちが育った時代とはまったく違う環境で成長しています。だからこそ、指導する側もその変化に合わせて、伝え方や接し方を見直していく必要があると感じています。指導者自身も、常にアップデートを続けていかなければなりません。
 子どもたちに教える中で、いつも感じているのは「自分も一緒に学ばせてもらっている」ということです。子どもたちは一人ひとり違っていて、伝え方にも工夫が必要です。どう伝えれば伝わるのか、どうすれば理解してもらえるのかを日々考えることが、自分自身の成長にもつながっていると実感しています。

当別の子どもたちにサッカーを

 子どもたちがサッカーをする場所を失わないために、サッカーをしたい子がサッカーをできる環境を提供するために、コーチとして努力し学び成長を続けます。そして、よりサッカーを楽しくできる場を作り、この先もずっと当別町でサッカーが続いていくように力を尽くしていきたいです。
少しでもサッカーをやりたい気持ちがある子はいつでも練習にきてください。ぜひ一緒に楽しくサッカーしましょう。​

練習
旧当小グラウンドにて

一緒にサッカーしませんか?

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