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現代を活きるプラス 玉田 直哉さん

ページID:0054004 更新日:2026年4月30日更新 印刷ページ表示

当別町地域おこし協力隊

玉田直哉さん

玉田さん

インタビュー

昨年4月から地域おこし協力隊として活動し、花農家を目指して研修を続けている玉田直哉さんにお話を伺いました。

植物に魅せられて

  学生の頃から植物に興味があり、大学では森林資源について学びました。卒業後は、観光庭園のガーデナーとして植物の管理に携わりました。その後、ワイナリーに併設される観光庭園を作って欲しいと声がかかり、仁木町へ移住しました。庭園の管理だけでなく、果樹の栽培にも関わるようになり、植物を栽培して収穫物を作り、それを販売して自分の生活を成り立たせることは植物に深く関わる仕事の中で、究極の形だと感じました。会社に所属するのではなく、独立して農業の世界で勝負したいと思うようになりました。​

当別町で新たな挑戦

 北海道で暮らすうちに、気候や植物の育ち方に魅力を感じ、農業をやるなら北海道だと考えるようになりました。花と果樹のどちらに挑戦するか悩みましたが、札幌で開催された農業フェアをきっかけに当別町を知り、花の栽培に力を入れていることに惹かれて、実際に足を運びました。独立就農を目指していた私にとって、研修として農業の技術や知識を学びながら、生活面の支援も受けられる地域おこし協力隊の制度があることから、当別町で花農家に挑戦することを決めました。

玉田さん
ハウス内で作業をする玉田さん

花栽培の現場で学ぶ日々

 現在は、茂平沢の三浦さんのもとで研修を受けており、バラ、スターチス、スカビオサ、トルコギキョウといった花の栽培管理から出荷まで、年間を通して一連の作業に携わっています。
 研修先で初めて見た、圃場で育てられた切り花用のバラは衝撃でした。汚れ一つなく、一本一本が本当に美しく、これまで景観として見てきた花とは、まったく別物だと感じました。日持ちの良さにも驚き、自分もこんな素敵な花をつくりたいと強く思いました。
 そのためにまずは、三浦さんが40年かけて培ってきた技術と知識を余すことなく吸収するべく日々の作業に励んでいます。三浦さんの作業は出荷日から逆算し、種まきから定植、ピンチ、採花に至るまで、すべてが緻密に組み立てられています。消費者の手元へ届くときに最高の品質となるよう、すべてをコントロールするその技術は、本当にプロフェッショナルだと感じています。前職の経験が役立つ場面もありますが、花農業の現場では新しく学ぶことの方が多く、改めて一から学び直す気持ちで取り組んでいます。

バラ

バラ​​
研修先で育てているバラなど

当別の花を未来へ

 当別町の農業の魅力は、地域全体で花栽培を守り育てる団結力です。農家同士が近い関係性で技術や知識を惜しみなく共有し、研修中の私にも親身になって助けてくれる安心感があります。この地域の支え合う関係性は本当に素晴らしいです。
 来年からは、三浦さんの経営を引き継ぎ、本格的に花農家として歩み始める予定です。まずは、地に足のついた、当別町に根差した花農家になることが目標です。将来的には、新しい品種や技術にも挑戦しながら、この地域で培われてきた花栽培を次の世代につなげたいです。そして、これまで自分が与えてもらったものを、地域や新しく入ってくる人たちに返せる存在になりたいと思っています。

玉田さん