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当別町ピロリ菌検査及び除菌治療等費用助成事業について
平成31年度より中学校2年生を対象にピロリ菌検査及び除菌治療等費用助成事業を実施しています。
ピロリ菌とは
ヘリコバクターピロリ(以下、ピロリ菌という)は、細菌の一種で、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気の原因となります。主に5歳くらいまでの幼児期に口から感染すると考えられ、一度感染すると多くの場合、除菌しない限り胃の中に住みつづけます。大人になってから日常生活や食生活ではピロリ菌の感染は起こらないと考えられています。
症状がなくピロリ菌の感染が続くことで、胃炎が進行し、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を引き起こします。胃炎の進行により将来胃がんが発生する危険があり、現在日本で発見される胃がんの99%がピロリ菌によるものであることがわかっています。除菌治療を行うことで、多くの胃炎や潰瘍は治り、再発することもなくなります。
また、胃がんも予防の効果があることがわかり、特に若い世代から除菌治療を行うことで胃がんの予防効果がより確実になると考えられます。
対象者
当別町に住民票のある中学校2年生(本人及び保護者が検査・除菌治療を希望し、同意したもの)
検査内容
(1)一次検査:尿中抗体検査(尿検査)
- 検査を希望し、本人及び保護者が同意した方で学校で行う健診の尿検査を利用して検査を行います。
- 対象の方には案内を個別に郵送します。ピロリ菌検査申請書 [PDFファイル/75KB]
※町外の中学校へ通学している方や4月以降に転入された方は保健福祉課健康推進係(23-4044)までお問い合わせください。 - 検査結果はご自宅に町保健福祉課健康推進係より直接郵送します。
- 検査結果が陽性だった場合はピロリ菌に感染している可能性がありますので、二次検査をご案内します。
詳しい事業の詳細や流れについては、こちらをご覧ください。
当別町ピロリ菌及び除菌治療等費用助成事業についての流れ [PDFファイル/82KB]
ピロリ菌検査及び除菌治療等費用助成についての説明書 [PDFファイル/219KB]
(2)二次検査:尿素呼気試験(息による検査)
- 一次検査(尿検査)が陽性だった方が対象です。
- 二次検査以降は、町指定医療機関である、北海道医療大学病院を受診していただきます。
詳しい事業の詳細については、こちらをご覧ください。
二次検査(尿素呼気試験)についての説明書 [PDFファイル/213KB]
二次検査同意書 [PDFファイル/113KB]
二次検査問診票 [PDFファイル/117KB]
二次検査助成申請書 [PDFファイル/59KB]
(3)除菌治療:服薬
- 二次検査でさらに陽性の方が対象です。
- ピロリ菌を除菌するお薬を1週間飲みます。
(4)治療後の除菌判定:尿素呼気試験(息による検査)
- 内服してから約2か月後に除菌が成功したか判定のために、再度、尿素呼気試験(息による検査)を行います。
詳しい事業の詳細については、こちらをご覧ください。
除菌治療についての説明書 [PDFファイル/253KB]
除菌治療等同意書 [PDFファイル/96KB]
除菌治療等費用助成申請書 [PDFファイル/57KB]
費用
- 指定された期間内であれば、一次検査・二次検査・除菌・治療後の除菌判定の判定は無料です。
※症状により薬剤や検査等の自己負担が発生することもあります。