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現代を活きるプラス 橋本友紀さん

ページID:0043465 更新日:2023年12月28日更新 印刷ページ表示

橋本友紀さん

橋本さん

インタビュー

今回は、マリンバ奏者として数多くのコンサートで演奏し、日本クラシック音楽コンクール全国大会への出場経験もある橋本友紀さんに話をお聞きしました。​

打楽器に惹かれて

網走市出身で、短期大学に入学するのと同時に札幌に移住し、2016 年に夫の勤務先がある当別町に移り住みました。音楽を始めたのは4歳の時で、親や周りの影響を受けてピアノを始めました。その後、高校卒業後の進路に悩んでいたとき、ピアノの先生から「迷っているなら音楽を続けてはどうか」とアドバイスを受け、札幌大谷大学短期学部に入学し、音楽科教育コースでピアノを専攻。
そんな中、教員免許を取得するためにピアノ以外の楽器を履修する必要があったので打楽器を選び、練習を始めました。授業では打楽器だけで演奏するコンサートが開かれることがあり、気が付けば打楽器の方を一生懸命に練習し、最終的には打楽器科に転科し修了しました。学校を卒業してからは、JRタワーや結婚式、幼稚園・小学校の芸術鑑賞での演奏などをしていました。演奏できる打楽器は、小太鼓やブラジルのサンバ楽器など、小物楽器を含めると20種類ほどあります。

マリンバとは

マリンバの原型は大昔にアフリカで生まれ、中南米を経由してアメリカに渡り、100 年ほど前に現在の形になったといわれています。特徴として、ピアノと同じ鍵盤の並びをしているため、メロディラインを弾くことができるほか、木の深い音を出すことができます。

演奏

演奏することの面白さ

ソロの演奏では自分が表現したいことを理解し、その想いを音楽に乗せることの楽しさと難しさが同時に存在します。こうだと思って弾いてみても、録音を聴いてみると「こんな弾き方をしていたのか」と、想像していたものとは違う結果になることがあり、軌道修正をする作業が大変なのも、また楽しみの一部です。マリンバは楽器が出来てまだ歴史が浅く、マリンバのために書かれた曲は現代音楽と分類されるメロディを持たない曲が多いですが、自分の表現を作ることの難しさも楽しさの一つだと思います。また、短期大学を卒業した後は「ムジカムボンテ」という音楽グループに所属し、子ども向けの演奏会や高齢者施設に出向き演奏を披露しています。子どもが退屈しないようなプログラムを考えるのも楽しいです。アンサンブルでの演奏は、様々な楽器と呼吸を合わせて一つの音楽を作るのがソロにはない楽しさです。

メンバー

これからの目標

​当別町に移住してからは、出産を機に子育てサロンの先生からお誘いを受け、子どものための演奏会を何度か開いています。北海道は、0歳から聴ける音楽会は少ないのでこれからも続けていきたいのと、当別町でマリンバの自主コンサートを開きたいです。また、音楽との楽しいふれあいを通じて、基礎的な音楽能力を育てるリトミック講師の資格を持っているので、子ども達に音楽を教えるための教室も開きたいと考えています。